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おんがくに関するなんか

エフェクターボードについて

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2年前くらいに地元であったジャズキャンプ合宿にあわせて割とぱぱっと集めて組んだエフェクターボードをずっと使っています。
フルアコで使ってたのでドライブ系のペダルはありませんが、最近テレを買ったので、それに合わせてJetter Gearあたりの気になっているドライブペダルを入れてみたいなと思っています。あと入れるとしたらバッファを入れたいです。

 

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エフェクターのルーティングとしてはこんな感じです。

インプット


Super Octave OC-3
↓ギターの出力↓ベースの出力
↓                     ↓
↓    Tone Hammer
↓                     ↓
↓                     ↓
Lagoon Soundミキサー
    ↓
    ↓
Plus Pedal


El Capistan


Trinity


Ditto


アウトプット

みたいになってます。
では最初から説明しますね。

 

Boss Super Octave OC-3


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このペダルはオクターバーです。
オクターバーなのですが、ポリフォニックの信号に対応してるものになります。レンジのつまみを調節すると、オクターブがかかる帯域を選べるということですね!ほんとすごいです。
例えば僕の場合は、フルアコの低域(5、6弦)にだけオクターバーをかけて、ソロギターを練習するときに使ったりしています。ベースのカウンターラインとかがかっこよくなります。
ヘクセルマンがこのペダルを使っていて、たしかベースとギターの信号をアンプを2台使って出力を分けていた気がします。
1から4弦はオクターバーの影響を受けずに出力できます。(とはいえ、全体の音が若干音が丸くなったりする感じは否めないです。)

ギター同士のデュオセッションとかでも使えるのかもしれませんが、戦犯になりかねないので怖いのでまだちゃんとは試してないです。笑
ちなみに最近(?)OC-5という上位互換のモデルが発売されたみたいですね。トラッキングの改善と低音を認識してくれるシステムが搭載されたみたいです。いずれ買い替えてみるかもしれないのですが、今の状態に満足してるためまだわからないです。

自分のパラメータは右端のつまみをポリフォニックに設定した上でレンジを10-11時くらいに合わせています。ここはやる曲によって音域の塩梅を調整する感じです。Oct 1レベルとダイレクトレベルは両方ともフルで使ってます。(これってどうなんですかね?正しい使い方なのかわからない...。)

OC-3を通った信号を直接次のペダルに送っても良いのですが、自分はベース音にプリアンプを通してイコライジングしたかったので、ベースとギターの信号を分割して別々に処理しています。

 

Aguilar Tone Hammer

 

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これは本来ベースのプリアンプなのですが、家にあったのでどうせなら使おうと思ってベースの信号に色付けしてるって感じです。フルアコでOC-3を通すと、うっすらドライブがかかったようにビリついて尚且つ輪郭のハッキリした音抜けきつめのベース音になるのですが、Tone Hammerを通すとぎらぎらしたハイプレゼンスが落とされて艶が出てローミッドが軸のあるトーンになります。いい意味でAguilarのキャラクターが上に乗る感じですかね...。サンズのようにガラッと雰囲気が変わるペダルではないです。
ミドルの帯域のキャラクターとレベルを細かく調整できるのがポイント高いです。
AGS(Adaptive Gain Shaping circuitry)スイッチはビンテージライクになるみたいですが、あまり追い込んで音作りはしてないですね...。ゲインを微妙〜に上げると多少ゴリっとした成分を含むサウンドを作れます。(いい感じのジャズベサウンドになるのですが上げすぎてしまいがちなので注意してます。)
OC-3から入力されたレベル量とTHから出力されるレベルがだいたい同じ程度になるように抑えて作ります。

 

Lagoon  Sound(ミキサー)

 

画像はないです。笑

ミキサーです。THから出力されたベースの音とOC-3から出力された原音(ほぼ)のギターの音を一つにまとめます。
多少は音質が変わってしまうのでその兼ね合いを考えながらミキサーレベルを調整しています。
このミキサーは若干癖があって、2in1outの時はベース側のつまみが12時の方向に合わせた時が一番音量が出ている気がします。12時から5時の方向に回していくにつれて徐々に音が減退(というか奥まっていく)していきます。1in1outの時は正常に動作するので、二つの音をミックスするという機能上では仕方ないのかもしれないです。
自分はベースの方のつまみは1時方向にセットして、ギターの方のつまみはフルの5時にセットして使っています。

 

Gamechanger Audio PLUS Pedal

 

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これは音をリアルタイムでキャプチャする機能によって音をサスティンさせるためのペダルです。ピアノのダンパーペダルを想像してもらったら...ほんとあんな感じです。TCからもフリーズ/ホールド系のペダルがリリースされていましたね。
これは波形のクロスポイントに対して綺麗にフェードをかけてくれる感じで音の繋ぎ目に違和感ないです。フェードインやディケイタイムも調整できます。シグナルチェーンの最初の方に置くのがいいと思います。

すごく見た目が良くて直感的に扱いやすいように見えるのですが、僕はこのペダルは結構使い慣れない所があるんですよね...
それはダンパー部分を踏み込んだ時のエフェクトの応答速度がよくわからない所です。エフェクトがかかるタイミングがギターのシグナルのアタックとペダルを踏み込む間の時間で決定する所に違和感がある感じです。

ピアノのダンパーペダルは打鍵と"同時"にペダルを踏んだ瞬間からきれいにサスティンが伸びますよね、このペダルはそれができないんです。
ギターのストロークと同時にペダルを踏み込むとファミコンがバグった時みたいなタイムの短いトラックがループしてる感じの聞こえ方になってしまいます。(しかもなんかローファイ)
うーん...伝え辛いですね。
とにかくギターの音が出る瞬間に同時にペダルを踏むことは禁忌って感じです。サスティンを伸ばしたい時はストロークの音が出てきってから少し間を開けてダンパーペダルを踏み込むって感じですね。早すぎても遅すぎてもダメです。
それがどれだけの間を置くべきなのかって言う変なプレッシャーが演奏中に脳内メモリを使うのでストレスなんです。。
もしかしたらTCのフリーズとかに変えるかもしれないですがダンパーがあるのとつまみで色々と調節できて楽しいので今も使ってます。笑
ペダルを軽く踏み込むとLEDランプのインジケータもうっすら点灯して視覚的にどれだけのエフェクト量が加わっているかもわかりやすいです。音色も音量もペダルを踏み込む加減によって、表現の幅が広がるのもいいですね。いつかフリーズと比較してみたいです。

 

Strymon El Capistan

 

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言わずと知れたテープディレイです。
マイクプリとかを通ったときに発生するサチュレーション効果があるように感じます。オン/オフで若干倍音が加わってるような自然な飽和感があるアナログの感じ(?)がします。残響するディレイにデジタル特有の嫌味がないです。
テープの調整不良の周波数帯域を調整できるテープエイジのつまみは結構上げめにしています。古いテープは劣化によって高域の尖りが抑制されて丸みのある音になるのですがその効果に準拠しているみたいですね。

El Capistanには3種類のテープヘッドの位置を設定できるのですが、自分の場合はヘッド位置を固定して使用しています。タイムコントロールでテープのスピードを調節できるモードです。
タップテンポで4分音符を設定できるCモードで使ってます。
マルチヘッドモードとシングルヘッドモードは使ってません。(どういう作用になるのかよく分かってません。)
シングル/Cモードで使うとルーパーの機能も搭載されているみたいですね。(録音時間は10-20秒くらいなので注意が必要です。)

このペダルにはワウ/フラッターのノブがあるのですが、ここが個人的には一番ミソな所だと思います。テープの動きによるモジュレーション効果(というか微妙なピッチの高低差)を調節できます。
これはテープスピードにも影響しているみたいです。テープスピードが遅いと揺れが大きくなるみたいですね。

ちなみにこのエフェクターは隠し設定があるのを知ってますか?(これを持ってる人なら絶対知ってる)
Tap/Bypassを同時押しし続けている間、つまみのファンクションが変化してテープの摩擦とシワ、バイアスなどを調整できる項目やスプリングリバーブを加えられるような動きになります。
めちゃくちゃいいペダルです。Lage Lundも使ってましたね!てか残響したディレイのピッチが不規則に動く感じ、出音がLage Lundになりますよねこのペダル...。笑

 

TC ELECTRONIC T2 Reverb

 

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バーブペダルです。最近はQuilter 101 Reverbについてるリバーブを使うようになってしまって、あんまり出番はなくなってしまいました。
10種類くらいのリバーブプリセットが入っています。これもTCのTone Print機能が使える個体みたいですが、自分はまだ試してないです...。地味にアーリーリフレクションセレクターがついてます。

 

TC ELECTRONIC Ditto Looper

 

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みんな大好きDittoです。ルーパーペダルですね!一人練習の時の見えざる友達です。ループの上限は5分で無駄な機能もなく直感的に使えてとても良いです。リドゥ/アンドゥにも対応しています。エフェクターボードの一番最後に入れるのが賢明かなと思います。スイッチキャップを被せたら操作性が上がっておすすめです。ちなみにこのミニサイズのDittoは他のDittoに搭載されているようなFX機能はありません。

そういえばKemperのルーパー機能の最大録音時間は30秒なんですよ!短いですよね(?)
DittoをKemperのストンプセクションのセンドリターンに入れてKemperでDittoのルーパーを使えるようにセッティングしておくと便利です!

以上です〜

 

 

 

 

 

tc electronic 1ボタン ルーパー DITTO LOOPER

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