メモ

おんがくに関するなんか

Jetter Gear「AltairⅣ」

こちらのエフェクターも前の記事の方に教えていただいたものです!

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AltairⅣはすでに廃番になってしまっていてたまーに国内のフリマサイト等で出現するらしいのですが、僕が探した時は国内のみならず国外にすら売ってない状態でした。

色々海外サイトを探し回っているとたまに出品者がいたのですがローカルディールのみで国外発送はしてない等で入手困難な状態が続いたのですが、たまたま日本に発送してくれる方がいて、購入するに至りました。

 

USPSで発送され、今日届きました。一週間くらいで届きました。早い!(ちなみにコロナの影響で送料が結構高くなっています。)

 

AltairⅣはデュアルチャンネルODで、左チャンネルはGS124とGS167の中間あたりのサウンドと説明されていました。右チャンネルはロー/ミドルゲインを念頭に設計されている感じですがゲインをフルまであげると結構歪みます。

 

このAltairⅣは割と癖のある感じで、原音を尊重しながらドライブを足していくと言うよりは、スイッチを踏むとAltairⅣのキャラクターが加わる挙動を持つODでした。

 

使い方は、、

「右チャンネル」ではクランチからドライブを守備できるようなサウンドを作っておいて

「左チャンネル」をOnにして多段掛けしてブーストさせてガッツリリードを弾くとかですかね。ギター側のボリュームを落とすとカリッとしたクリーンになるのでジャズのように芯を残しつつクリーンを作るのは無理そうです。

ギター側のボリューム操作によるクリーンに対してはゲインが落ちにくいので、常時Onにしたりする使い方には不向きな印象でした。(硬質なキャラクターが残ってしまいます。)ジャズブルースみたいなのは守備範囲外かもしれないです。

(上手く作れる人はできるのかもしれないけど自分は無理そうでした。)

 

まだ到着して一日目なので満足するまで検証できてないのですが、アンプ側のゲインを落としてAltair側のゲインを上げすぎるとZendriveみたいなやや硬質でクワッとしたホンキートーンに寄ってしまうのでその辺の塩梅が重要なのかなあと思います。ちゃんとAltair側のレベルを上げ目にしてローミッドを確保しながらゲインを足していくのがおすすめです。Contour(トーンですね)も結構上げ目にして使うのがいいと思います。

 

Tchulaがレンジ広めで原音に絡みつく感じでピッキングニュアンスに対しても忠実な動きを持つのに対してAltairは独特なコンプ感がありました。幅広いジャンルをカバーできると言うよりは完全にフュージョンプレイヤー向き、って感じです。笑 レガートとか弾いてると楽しくなるタイプのエフェクターですね!

これは結構好み分かれそうな感じありますね。ちなみに僕は好きでした。

 

ちなみにゲルマニウムダイオードが乗っていないオリジナルのTchulaだと常時OnのTchulaのドライブと相性良かったりする気がしますがどうなんでしょう。僕のBlack MambaのTchulaにAltairⅣの右チャンネルを掛け合わせるとどうしてもゲルマのファズを含む帯域も一緒に増幅されてしまうようで使いにくいのでオリジナルと比較してみたいですね。

 

追記

2022/1/30

フットスイッチが案の定壊れました。笑

このペダルはフットスイッチの壊れやすさに定評があるので...

同じ問題を抱えてる方が一定数いたのと知人にもいずれ壊れるよと忠告はされていました。

 

PCBなのでスイッチだけ取り外すのに苦労しました。実装基盤側のハンダを吸い取り器で全て除去したのですが案の定取れなかったので、3PDTスイッチを解体してプラスチック部分をニッパーでみじん切りにしてから8点スイッチを一本ずつ抜いていきました。

 

2022/2/16

結構遅くなってしまったのですが、資材が揃ったのでちゃんと3PDTスイッチをインストールし直しました。

結果から言うと、かなり出音が変わってびっくりしました。明らかに出力が増して、全体的に音が分厚くなりました。スイッチと基板の接触が悪いからか、修正前の状態はちゃんと通電されてなかったみたいですね...。

 

 

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全て除去した状態

 

Lovepedal 「Tchula」

ギターの昔からのお知り合いの方にお勧めしてもらいました。信頼できて知識も技術もある方なので、買ってみよう!と買ってみました。

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結論から言うとシンプルな操作性ながらオープンでローのワイド感が気持ちいいペダルでした。

(これマーシャルサウンドなんですかね?)

 

自分が探した時にはTchulaは国内での流通が少なくて、見つけても割といいお値段するペダルなのですが...

(え...ワンノブなのにちゃんとした2in1ペダルと同じような値段!?うせやん!)

 

メルカリでたまたま見つけた個体を購入してみました。

自分が購入したのはオリジナルのTchulaのカスタムモデルで、ゲルマニウムダイオードが搭載されたもので、たしかに右チャンネルのツマミを捻るとTchulaの元音を残しつつジワジワゲルマファズっぽい歪みが乗っていく感じです。

でも思ったよりもギャインギャインしたファズ色が強くなく、徐々に乗算されていく感じなので自分の場合12時方向くらいでも割と気持ちいいリードトーンで弾けました。(DCから給電しています)

なんていうかビリビリっとしたファズ感ですね。

 

左チャンネルは常時Onの状態で使っているのですが、ゲルマ感の主張も控えめで、ギター側のボリュームの追従性も良くていい感じです。

TchulaをONにしているとギター側のボリュームノブの可動域が広くなったと言うか、ボリュームをスウィープするのに対してゲインが比例してちゃんと落ちていく感じで扱いやすくなりました。(ポイント高い)

 

ただ、ゲルマダイオードの方は通常のTchulaよりもウォーム感が薄れてる分パワー感が前に出ている感じもするのですがどうなんでしょう...。(デモ動画をみただけですが)

いずれホワイトのオリジナルの回路を持つ方のTchulaを自作してみて挙動の違いを比較してみたいです。

 

マスタースイッチをオンにした時のオープンなクランチのかかり具合がちょうどいいんですよね。COTのダーティな特徴を残しつつ嫌な帯域がない感じです。プレキシサウンドピーキーでジリッとしたファズって苦手だったんですけど、これは使いやすいですね。

(そういえばこれCOT50の2ch仕様ってだけじゃないですよね...?どうなんだろう。)

 

ただブーストセクション側を単体では使えないみたいです。つまみを反時計回りに絞り切ってもオンにした際に若干音量が上がる感じがあります。

ちなみに常時Onとして使用する場合、マスタースイッチをオンにするだけでまあまあレベルが加算されてしまうので、それを含めてギターの元音と考えて音作りしていくのがおすすめです。笑

 

それとまあまあクランチも乗りますので、ギター側のボリューム/トーンを落としてもジャズをやるとなると...どうなんでしょうね!上手く使える人はちゃんと使えるのかな。

ジャズでクランチかける事自体アンユージュアルな感じなのでそりゃそうなのですが...。もうちょいゲイン量が控えめだったら普通に使えそうです。

 

個人的な事なんですが、こういうワンノブ系のペダルって使用上癖がありそうな印象が強かったので人におすすめされないと絶対買わなかっただろうなあと思います...。

自分はギターの元音のレベルをチェインの終わりまでなるべく動かしたくないタイプだったので、マスターボリュームがあるタイプを選り好んで使ってましたが、常時Onで使えるペダルは出音に安心感というか自信が出ていいですね!

セッションしていると自分の出音の方が気になっていて全然演奏に集中できないと言うことが多かったので...。

 

結果的に好きなタイプのペダルでよかったです。

(...そういえばトランジスタが一つだけのエフェクターって位相反転してるんかな?)

 

2022/2/7

クローンを作ろうとしてて、回路を直接見ようとしたのですが筐体が開かなかったです。おそらくパーツが筐体に直接接着されているような気がしますがどうなんでしょう。

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ちなみに海外の自作系のフォーラムでは、47uFコンデンサと3PDTスイッチのオン/オフの間に47オームの抵抗を追加することをお勧めしてる方が一定数いました。

それがそのままの場合だとゲインを上げた時に低音域の損失が多すぎて高音域が過剰になるみたいですね。

また、ダイオードトランジスタの規格も海外フォーラムで論説は様々な感じでした。

 

---ダイオード---

BAT46

BAT05

1N5817

1N4148

1N270ゲルマ

---トランジスタ---

2N5088

2N3904

 

みたいな!

 

Tchulaは常時Onにするにはゲイン量がちょっと多いのでダイオードを抜いた個体も作ってみたいと思います。

(マスターボリュームも追加したい所です。)

Mad Professor 「Twimble Fac」

導入してみました。こちらは同社のSimble Overdrive(左チャンネル)にSimble Predriverという2セレクトのブースターが備わったものになります。ただSimble側も若干回路を変更されているらしいのでその辺はSimbleと比較してみないと分からないんですね。

所謂ダンブル系のペダルみたいなんですね。

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つまみのコントロールセクションはこんな感じです。

 

・SENSITIVITY

これはゲイン量とコンプ感、あとゲインをあげることによるレベルを調整します。これが結構癖のある動きをして、レベルのつまみとの兼ね合いで結構出音が変わります。Sensitivityを上げすぎるとローミッドがカラッと乾いた感じのトゥワンギーな感じに寄りがちなので下げめにしてレベルをあげることで生じるクリーンドライブ感を保ちながら調整する感じですかね...


・LEVEL

音量の調整ですがつまみのスウィープに準じてプリドライブ感というかクリーンドライブもジワ~っと乗ってきます。(アンプ側を若干ドライブかけているので)これが気持ちいいですね。エフェクトをバイパスした状態よりも気持ちデシベルがブーストするようなセッティングで使うのがいいかもしれないですね。常時ONでも普通に使えるサウンドです。

前述のSensitivityとの兼ね合いを考えてどのようなゲインのキャラクターを作りたいかを先に決めておいてから次の二つのつまみを調整していくのがいいかなと思います。

 

・ACCENT

このつまみは音の奥行きを調整する感じ...なんですかね?(このつまみの存在意義が分からん)

反時計回りに絞るとスコヘンのような...ブライトなピッキングアタックは残しつつちょっと後ろに下がるような、モコ感が出ます。

自分はこのつまみは上げ目にしているのですが、3時〜5時付近でサウンドキャラクターが気持ち変わるため、自分の好きな出音にするのがちょっと難しかったりします。

具体的には右に回すほどにブライトになっていくのですがローミッドを残したままモコモコ感だけがスクープされていくので歯切れが良すぎるサウンドになってしまう感じですかねえ。

これもSensitivityノブを落とし気味にするとAccentノブの可変域にゆとりができるのでだいぶ調整しやすくなります。


・CONTOUR

これはトーンですね。右に回すと音がクリアにハイが前に出てきます。てかこのペダルほぼ全てのつまみにハイのニュアンスを含んでいるのでこのつまみだけでトーンのキャラクターを決めるような使い方はできない感じですね。特にAccentを若干落とし気味にすると一気にハイが陰ってミドルが前に出てきてしまうのでその辺の塩梅が必要になってきます。

自分の使い方としては「Contourでトーンを明るめに設定しておいて、曲中にギター側のトーンノブで手元で明瞭を調整できる状態にしておく」とかでもいいんじゃないかなと思います。


・HOT/COOL

ブースターチャンネルです。

Hotが10dBでCoolが6dBブーストできます。左チャンネルで作ったドライブトーンを右チャンネルでブーストしてもそこまでぐっと前に出る感じもなく、+10dbでも割とジワっと音圧が感じられる程度でしたね。ブーストする事でゲインも上がって指が弦に触れた時の嫌なセンシティブすぎる感じもなく使いやすそうです。

ライブでしっかり音量を出している環境だったらもう少しブーストを体感できそうな感じに作られてそうですね。

 

結構好きなペダルでした。元音にそこまで変化を加えない偉いペダル...ですね。笑

てかTchulaと出音が結構似てる(同じような音作りもできちゃう)のでその辺りが好きな人にはおすすめできます。低域はTchulaよりもスクエアというかタイトな感じです。レンジ感がいい意味で狭いというか。ミドルハイはTchulaそっくりですね。笑

 

Twimbleに比べてTchulaはローが若干広くステレオ感があるというか、広域に広がっていく感じがありますね。Twimbleの方のローはもっと硬質な感じです。SENSITIVITYを上げるごとにちょっと癖のあるローが前に出てくるのでこの辺は使いづらいんですね。

ちなみにTchulaと同じようにボリュームの追従性もほぼ遜色ないように感じました。

 

ただ今回は完全にクリーンの状態のアンプで音作りをしたわけではなく、ある程度出音を整えてゲインもちょっと足した状態のアンプでTwimbleを試したのでその恩恵も大きかったのではないかなと思います。逆に完全にクリーンに設定したアンプにTwimbleだけでドライブトーンをつくろうとした場合、必然的にSensitivityノブを上げ目にすることになるので使い勝手はどうなんだろう...と思います。

ギター側のボリュームを絞った際のゲインの追従性も悪くなりそうですね。アンプのドライブチャンネルとTwimbleのゲインを足して...という使い方を想定して作られたペダルなので尚更...。

 

ダンブル系のエフェクターって使ったことがなかったので...ダンブル系ってこれといった明確な特徴はないという不透明さとレイヴォーンとかのキラキラビリビリサウンドを勝手に想像してたので敬遠してたのですがペダルだとそういうのに準じて作られている物ってあんまりないみたいですね。

てか逆にTwimbleでハイがギラっとしたモダンなドライブトーンを作ろうとするとそれは勿体ない感じします!もっとグワァーんと鳴るミッドブーストした感じの出音を作るのがおすすめです。

個人的にはプリドライブセクションはスウィープできる可変式のノブで作って欲しかったなっていうのはあります。

 

テレキャスでジャズを弾く時のクリーンブースター用に同社のSweet Honey Overdrive/Little Green Wonder/Tweedy Driveあたりも気になっています。

 

てか誰かMad Professorのドライブペダル比較動画出してくれよォ!!!

Noteから移行しました。

こんにちは。

少しだけギターに関する記事をNoteの方で書いていたのですがNoteではカテゴリの振り分け(?)ができないみたいなので記事をこちらの方に全部移行することにしました。

序盤は記事の被りが結構あると思いますが、機材等をしばらく使ってみた感想を踏まえて修正したいところを加筆して投稿しようと思っているのでそこだけすみませんがどうかよろしくお願いいたします。